2019年振り返りと2020年目標

本日は2019年ふり返りと2020年計画を作成していました。記録も兼ねてブログでシェアさせていただきます。

2019年ふり返り

月別でざっくりふり返ります。

◆講座受講開始は2018年11月15日です
◆現在、1年2カ月目です
◆学習と並行して週3日程度アルバイトをしています

1月:ひたすら岡野の化学を学習。慣れない理系学習に大苦戦していた時期。管理人さんから「わからないストレスから逃げようとするな」とアドバイスをいただく

2月:化学の学習を継続。この頃から明細書を読む数を増やす。

3月:学習の管理方法を大幅に見直し。数値化してガンチャートに落とし込み。学習時間もアップし、進捗もよくリズムがつかめてくる。

4月:化学と並行してトライアルシリーズ、対訳シリーズもスタート。ただ、学習構成比は化学が圧倒的に高い。応募先のリスト化を始める。

5月:橋元の物理スタート。読んだ明細書が累計100件を超える。対訳シリーズの割合を増やす。Tradosの習得に着手(WEBセミナーで学習)。YouTube投稿、ブログ投稿数を徐々に増やす。食品系展示会に参加。

6月:対訳学習を進める。集中力維持に課題を感じ、まめに休憩を挟むようにする。明細書読み込みに中国語明細書を加える。度重なるTradosエラーに泣かされる。

7月:トライアルに応募、課題を受け取り初めての提出。

8月:対訳シリーズをひたすら進める。7月に受験したトライアルの不合格通知がくる。ショックを受け、学習への取り組み方、マインドが変わる。

9月:対訳シリーズを進めつつトライアルを再開。JASISに参加。

10月:対訳シリーズを進めつつトライアルに取り組み。翻訳祭に参加。

11月:トライアルに集中。11月末に初めての合格通知をいただく。登録手続きを済ませるが、実ジョブはまだ来ず。特許情報フェアに参加。※講座受講丸1年。学習時間2500h(トライアル取り組み時間含む)

12月:2社目の合格通知をいただく。12月末に面談が終了も、正式登録は年明けの書類押印後。SEMICONに参加。

課題

課題は山積ですが、予実に大きな乖離がある点を挙げると、

6月にトライアル応募スタート→7月末にずれ込み。
【原因】
岡野の化学に大苦戦し、シリーズを終えるのに想定以上の時間がかかった。
Tradosのエラーが予想以上に多く、対処に時間がかかった。

年内に初ジョブをいただく→未達
【原因】
トライアル合格から正式登録までかかる時間を意識していなかった
上位合格ではない(上位合格者でない限り実ジョブは来ないと思うこと)
トライアル応募数が足りない(2019年、課題提出までいけたのが5社)

2020年に向けて意識しているのは、今よりもトライアルや実ジョブに向けた動きが増えるので、時間管理を徹底して日々のタスクをこなす必要があるということです。

2019年前半はインプット期間だったので、化学のビデオを中心に「消化すること」が中心でした。ですので、計画通りに進む割合が高かったですし、ペースがつかめてくると、自分でコントロースすることもできてくるようになります。(もちろん理解度によって予想以上の時間がかかる項目もありましたが…汗)

2019年後半、特に秋以降は トライアル→ふり返り→課題抽出→試行錯誤 の繰り返しで、計画通りに進まない割合がぐっと高まりました。そのため、「計画したのにできなかった」という内容が少しずつ増え、心理的にもストレスに感じるようになりました。

これではいけないと、計画の立て方自体を柔軟にしたり、マインド維持に新しいものを取り入れたり、「自分で調整しながら全体で達成できるように進めていく」という方法に変えました。これは今も試行錯誤していることですが、行動面の小さな失敗もたくさんしてきましたので、それらを材料にして対策も立てられるようになってきています。

成果

2019年、具体的に進めることができたのは下記です。

<翻訳関連>
・大苦戦した化学、物理の学習をなんとか終えることができた
・Tradosが使いこなせるようになった(まだ時間はかかるが)
・翻訳会社オリジナルリストが完成し、今後もデータベースとして活用できる
・トライアル取り組みで複数のパターンを経験できた
・特許分野かつ化学分野でトライアル合格ができた
・翻訳会社訪問までは経験できた

<翻訳以外>
・YouTubeチャンネルを開設(登録者数:1200人、累計再生数6万回)
・駐在妻シリーズを投稿(全17回のうち13回まで投稿)
・中国語での記事発信は8件(2020年は強化予定)
・読書 23冊

2020年目標

2020年のゴール:12月末時点で収入【20万円/月】を達成している

そのためにやること:
・トライアル10件課題提出(応募ではなく課題提出が10社)
  →スタートを早く切る
・上位合格
  →対訳シリーズで実力底上げ
・実ジョブを継続していただく
  →品質と処理能力(TM充実、経験値アップ)
・得意分野の更なる教科
  →化学分野の学習比重増やす

翻訳に関わることは、とにかく攻めの姿勢で!数を意識。手を止めない。
上記は第1領域です。

第2領域は、下記内容を設定しました。

2020年のゴール(第2領域):
・Kindle出版している
・5人規模でセミナー実施している
・オウンドメディア運営(このブログとは別)
・新規分野の学習開始(通信・半導体)

細かい内容は記載しませんが、時間軸・行動軸での落とし込みを手元で実施。計画倒れにならないように、「もし無理だとしたら、どんな原因で無理なのか?」を書き出し、それらに対する対策も設定しました。

来年もきっとあっという間のはず。講座卒業は2020年6月(私は1年半コースです)ですし、時間がありません。とにかく、日々前へ!一歩でも前へ!

装備の変化

2019年は学習環境も変化しました。昨年の年越しは、ノートPCと自分の机はありましたが、翻訳者としての装備といえるものは皆無でした。

そこから増えたものは、

・27インチモニター
・各種電子辞書
・本棚
・小物置き(机横の隙間スペース活用)
・6TBミラーリングHDD
・2TBポータブルHDD
・サブPC(ノートPC)

主なものでこれだけあります。そして、たくさんの書籍も購入しました。

しょうもないプライドであんなに嫌がっていた「アルバイト」がしっかり役にたってくれました……。月に稼ぐアルバイト代は本当に少ない(片手にも満たない)金額ですが、それでも学習の身で翻訳収入が得られない立場としては、かなりありがたい収入源でした。

失ったもの

1、人間関係

いやー、人間関係はだいぶすっきりしましたね(汗)

旅行もいかなければ娯楽もない。映画観に行くこともなければ「飲みに行こうよ」と誘うこともしない。

こんな生活を送っていたら、やはり「お付き合い」というものもなくなり、悲しいぐらい人とのつながりが切れていきました。

でも、よいのです。(本音はちょっと寂しいですが…)

今はそういう時期ですし、冷めた言い方をすると(自分に言い聞かせるとすると)、そんな「お付き合い」が必要な関係の人は、結局のところ無理に「お付き合い」してつなげる人ではありません。ほんと、簡単に離れていきますそんな方は。

「今はこれが大事だから」ということを理解してくれ、遠くからそっと応援してくれる友人もいます。全然会っていないけれど、稼げるようになったらとびっきり美味しいものをたらふく堪能する温泉旅行に行こう!と決めています。

2、筋肉・体力

朝の筋トレはしているものの、家で机に向かって座っている時間が長く(恐らく今までの人生で一番長い)、体力が落ちました。

放置していた部分はあるのですが、リカバリーが必要なレベルまできていると感じているので、来年は運動時間を増やします。

体力は気力にも直結しますし、マインド面にも大きく影響を及ぼすと思っています。具体的には、30分のジョギングタイムを2日に1回設ける予定です。

今年の漢字は「種」

2019年に学んだこと、感じたことはここには書ききれません。それでも、ひとつだけ書くとすれば「種」の重要性です。

蒔いた種が必ずしも花を咲かせるとは限りません。しかし、種を蒔かないと花どころか何も生えません。

これを心の底から実感した一年でした。

トライアル不合格で悔しい思いをしましたが、そこからマインドが変わったのも事実です。実ジョブをいただくまでは年内間に合いませんでしたが、合格から登録や面談までのステップは経験することができました。

このような経験は、当たり前ですが「トライアルに応募する」という種蒔きがなければ実現しないものです。
翻訳祭でアクションをかけて別ルートでチャンスを得たトライアルもありました。結果的には不合格でしたが、初めての校正トライアルで新たな視点を得ることができました。これも翻訳祭のブースで種蒔きをしたからだと思っています。

もちろん、他にも蒔いた種はありますが、うんともすんとも言わない種もたくさんありました。それでもよいのです。

実は少し前、「特許翻訳できますか?」と打診を受けたことがありました。

打診を頂いたのは、中国の大手特許事務所。11月の特許翻訳フェアに中国からブース出展されている特許事務所でした。中国人弁理士と色々な話をして、「特許翻訳できる?何かあったら依頼してもいい?」と聞かれたときに「できます!是非お待ちしています」と軽い気持ちで返事をして帰宅しました。まさか本当に依頼がくるなんて思っておらず、正直かなり驚きました。

依頼文字数は約10,000文字で、「可能納期」「単価」「今までの経験文字数」のヒアリングがあり、「冷静に。冷静に。落ち着いて。」と言い聞かせて返信。実ジョブを経験していない段階(やっとトライアルに受かった段階)であたふたする自分がいましたが、気持ちを落ち着かせて対応を組み立てた後、管理人さんにも相談させていただきました。

結果的に、受注には至りませんでした。提示した単価面は恐らく問題ないですが、「納期」と「経験文字数」でひかかったと感じています。びびりながらも「このチャンスつかみたい!」と思っていたので、悔しかったです。目の前まで勝利の女神が近づいてきたのに、つかめませんでした。ただ、これはこれで非常によい経験になりました。

初めての実ジョブ打診がまさかの「中国企業」「翻訳会社ではなく特許事務所」ということに焦りましたが、先方とのやり取り含めて経験値が少し上がったと思います。また、「対応としてここはOKだったけど、提示条件のここがひかかったかな」と考える材料・今後の指標にもなりました。

これも、特許翻訳フェアで種蒔きをしていたからこそできた経験だと、あのとき小さなアクションを起こしていてよかったと思いました。

一方で、蒔いた種が花でも草でも生やすのには、時間がかかるということも実感した一年でした。

結果として「経験」という収穫につながったものは多かったですが、その半数以上が「忘れた頃に」というタイミングでした。そんなものですね、きっと。

種は蒔いておくべきです。

そして、蒔くタイミングは「まだ少し早いかな?」というタイミングがよいと思います。

綺麗な丸々とした実を収穫できなくてもよいのです。仮にその実が腐って食べることができないものでも、「収穫」ができたのならば、その中の種を取り出して土に埋めることができます。そうすることで、また違った可能性につながることもあると感じています。

ということで、今年の漢字は「種」です。

来年の漢字は「実」にする!

2020年の漢字はもう決めています。

「実」です。

丸々とした実を収穫できるよう、それを念頭に日々進んでいきます!

※ちなみに、2018年の漢字は「変」でした。2018年年明けに中国からの本帰国が確定。その後は引っ越し、翻訳業のスタート、一旦ペンディング、講座の受講、初めてのブログ、15年ぶりのアルバイトなどなど…… 2018年は変化が多い一年でした。

年末のご挨拶

2019年は、とにかく学習、とにかく試行錯誤という一年でした。

講座の学習から翻訳会社訪問まで、管理人さんにアドバイスをいただきながらなんとか進めることができました。ありがとうございました。卒業時にはしっかり稼いだ状態で講座を離れたいので、もう少しお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

また、受講生とお会いする機会も何度かありました。小さな悩みからくだらない内容まで、お話をさせていただくたびにとてもありがたい存在だなと感じています。普段はブログを通じた交流ですが、本当に何度も助けられました。

そして、講座の学習ができるだけ計画通りに進むように、納得いく中身にできるように日々協力してくれている夫にも感謝です。早く稼がないと。

皆さま、よいお年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。