近況報告
WordPressのいじり方も忘れかかっていたほど、久しぶりのブログ更新です。
ありがたいことに、こんな放置ブログにも定期的に閲覧してくださる方がいて、有益な情報を発信できていないのに申し訳ないなと思いつつ…… 実は理由があってブログ更新を中断していました。(理由は後からお話します)
ざっくり近況報告を兼ねて、今年の流れをシェアさせていただきます。
まずは近況報告です。
現在は引き続き、翻訳のお仕事をやっております。
言語は中国語です。
Twitterでも発信しましたが、昨年に子どもが生まれ、今年の春から保育園に通っています。それと同時に仕事に復帰して、ありがたいことに継続した依頼をいただきつつ、年内も残すところあと1件の納品で仕事納めというところでございいます。ふぅー。
仕事について少し掘り下げて書きます。
現在の翻訳案件は中日翻訳で、特許関連文書の翻訳が大多数です。後はニュースやビジネス関連のいわゆる産業翻訳という分野をお引き受けしています。
これは中国語あるあるかもしれませんが、対応できる専門分野は少し広く、半導体(デバイス)、電子回路設計、機械・装置、自動車(システムが多い)、化学(素材関連)です。
増加傾向にあるのはやはり半導体分野、減少傾向にあるのは化学分野です。減少傾向といっても、案件の親和性や単価面から私がお引き受けする案件を少ししぼっている関係で、化学分野の案件を翻訳する機会が減っているというだけで、あくまで「当社比」の結果です。
業務時間は平日朝から保育園お迎えの夕方までで、進捗がいかなる状態であってもお迎えの時間がくればキッチリとPCは落とし、それ以降やることはありません。というか、1歳児が家にいるとできません。なので、そこはしっかり線引きをしています。土日も、イレギュラーがない限り完全休みにして子育て時間にしています。
夫が保育園の朝の送り&夕方お迎え担当のときは、通常よりも1時間から1時間半ほど長く仕事ができるので、週に1、2回あるとけっこう助かります。翻訳者にとって1時間ってかなり大きいのです。
うちはいわゆる夫婦共働き。
4月にスタートしたこの「乳児を育てながら両親とも仕事をして家庭をまわしていく」について、色々と模索した1年でした。
いやー、悩みはつきませんね。工夫も必要です。
今は当たり前となっている共働き。みんな普通にやっていることですがやはり難しい。家庭によって状況はさまざまだと思いますが、うちもなんとか形になってきたかな?というところ。
ここについても少しシェアしたいと思います。
この1年のふり返り(新たな変化とその対応について)
この1年のふり返りを、まずは仕事関連にしぼってお伝えしたいと思います。
今年、仕事に関してかかげた目標は「取引先は現状維持で、処理速度を最大限に底上げすること」でした。
目標を設定するときに「新規開拓をして単価アップを図る」というものも準備したのですが、現状を冷静に分析し、「まず」必要なステップとして前者を目標に設定しました。
春からの仕事復帰は、ただ仕事を「再開する」というものではなく、休業前とはまったく異なる環境で、以前と同じように、品質を落とさず、取引先の満足度を下げることなく、しっかりと成果物を納品するということをしなければなりません。
乳児との生活(夜泣き、食事、体調不良などの不確定要素)はそれでなくともイレギュラーが多く発生するもの。それに夫の出張もあります。
まずはそこで「以前と同様の、ひいては以前以上のパフォーマンスで仕事ができている」という状況をつくりあげることが必要です。
そのためには、まずは内向きの環境を整える必要があると考えました。
仕事、子どものこと、家のこと、という「手の内のこと」に全リソースを集中させて、両立できるような仕組みづくりをすること。
そのために、新規開拓は一旦置いておいて、自分自身の処理速度を上げる(時給を上げる)ことにコミットしました。
具体的にやったことは、作業工程の見直し、自作マニュアルの刷新、デスクまわりの環境整理等。あとは、対応する翻訳分野の見直し、案件の取捨選択等です。
結果、現状としては復帰前の2倍以上のパフォーマンスで仕事ができています。
小さなことでもしっかり見直して改善を積み重ねていくと、ある日パフォーマンスがぐんっとあがるときがきます。
ただ、ここは(当たり前ですが)ずっとのびるわけではなく高止まりするので、そろそろ次のステップにいこうと思っています。
子育てと家庭の両立について
仕事については上記の通りですが、「まずは内向きの環境を整える」と書いたことにはもちろん家庭内のこともあります。
まず、子育てと仕事って、完全両立は無理だと割り切るところから始めました。どこかで妥協が必要というか、その時点での優先順位を明確にすることが大事だと。
例えば、復帰直後は「たくさん稼ぐ」よりも「得意先の信頼を裏切らない」が重要。
乳児をかかえたママ翻訳者に案件を依頼するのは、最初は得意先も緊張感があるでしょう。無理がきかない部分もあるのが現実です。
そこは、その不安がなくなるようこちらから動くこと。それが第一歩です。
この翻訳者は小さな子どもがいてるけれど、ちゃんと安心して案件ふって何の問題もないなと思ってもらうこと。以前同様、しっかりと信頼してもらうこと。
まずはこちらが欲張らずにちゃんと現状を見据えたスケジュールを組んで、それを基に「できること・できないこと」をこちらからしっかりと提示することで、対応なコミュニケーションが取れると実感しています。
現実として、こちらの都合であまりに長い納期ばかり求めても仕事はこないし、逆に、引き受ける限りは納期は絶対です。とはいえ、毎回勢いにまかせた綱渡り納品も考えもの。
なので、そこは案件の組み合わせや納期の相談を経て「自分の中のバッファ」をうまく調整し、得意先と協業していくしかありません。この塩梅をつかむのも結構難しいので、ある程度経験値が必要になります。
明らかにできない範囲の「無責任な無理」は論外ですが、やる限りは自分の中でしっかりと責任をもって仕事をしたいじゃないですか。
そして、唯一のパートナーである夫としっかり話し合うことも大事です。というか、ここが一番の要ですよね。
あとはファミサポさんなどのサービスをどこでどのように活用するかも、具体的にシミュレーションしておく必要があります。もちろんそこにかけられる金額と自分たちが稼げる金額とのバランスを考えてのことですが。
いやーしかし保育園に行っているもののやっぱり乳児はよく休む。仕方ないですね、1年目なんて病気をもらって免疫をつけに保育園にいくようなもの。熱を出して1週間まるっと休むということも多々あり、そのたびに夫と「病気フォーメーション」を組んでなんとかまわしています。
こういうときはフリーランスの在宅で助かるなと思うこともあります。いわゆる定時や会議などのしばりがないので、昼間は私が子どもの面倒を見る(そのときは子どもと一緒に昼寝もしっかりして体も休める)、夫がダッシュで帰ってバトンタッチ(19時前)してから夜中1時ぐらいまで集中して仕事する、という交代制で乗り切るのが最近のパターンです。
子どもが2人以上だとまた変わってくると思いますが、1人だとこんな感じでいけるのかな?と思います。
大前提すぎて詳細は書きませんでしたが、「やらないといけない家事自体」を減らすことは大事ですね。
食洗機、ルンバ、ドラム式は必須…… これでどれだけ時間が節約できているだろうか。毎日のことですから。。。あぁ、今日も感謝。
2022年のテーマは「内」でした
子どもを育てながら仕事をするというのが初めてだったので、ひとことで言うとかなりいっぱいいっぱいの1年でした。
なので、新しい要素はあえて入れず、まずは自分の半径3mのことだけしっかりとまわせるように、まずはそこだけにコミットして、次のことにはそこに目処がついてから手を出そうと決めていました。
Twitter、ブログ、YouTubeなど「外向きの発信」をすれば新たな情報も入ってきて、プラスオンになる要素も増えるものです。
なので私は「何も入ってこないように、すべての外向きの発信を一旦ストップさせる」ということを、あえて意識していました。
色々焦ってしまったり比較してしまったりする私の性格と現状とを鑑みると、そうすることで自分まわりのことだけにかなり集中できたと思います。
2023年のテーマは「外」です
来年は2022年とは逆に「外向き」の活動をしっかり増やしていきます。
Twitter、YouTube、ブログを含めた情報発信もですが、もろもろリニューアルする予定です。
まずは、このブログを早々に閉じる予定です。
このブログは学習段階の情報がほとんどで、今の私にはもう必要ないものとなっています。本棚と一緒で、定期的にアップデートしていかないといけません。
自分の役割や伝えたいことが、このブログをつくったときと比べて大きく変化しています。なので、新ブログに刷新して、仕事面でも新たな広がりが生まれるように色々仕掛けていきたいと思っています。
準備ができたらまたお知らせします。
以上、近況報告でした!みなさま、よいお年をお迎えくださいませ!