【業務連絡】できなかったことやダメだったことにフォーカスしない
レバレッジ特許翻訳講座 管理人さんブログ
「できたこと」「少しでも前進したこと」「次にやろうとしていること」にフォーカスせよ。
という業務連絡があったので、それを受けて本記事をアップします。
※学習に関連することや過去の経験など、思いを書き留めている記事をいくつかストックししています。 私なりの理由があってすぐには公開しないと判断したものです。この記事は、その中のひとつに加筆したものです。
過去のブログにアップした通り、トライアルに落ちました。落ちたので記事の説得力がないと判断してアップしなかった――これがすぐに公開しなかった理由です。
しかし、本日の管理人さんブログを受けて下記のような気持ちに傾きました。
落ちたことは間違いなく「ダメだったこと」。しかし、100%がダメだったわけではない。「ダメだったこと」と「進歩したこと」をきっちり分けて考えること。「ダメだったこと」は分析して資産にする。「進歩したこと」はしっかりフォーカスして自信につなげる。
「ダメだったこと」の分析は実施済です。今回はその中でもはっきりわかった「進歩したこと」をシェアしたいと思います。
具体的な内容はこちら:『トライアル取組み方法と心理状態の変化』について
目次
トライアル取組み方法と心理状態の変化
講座の学習を開始して9カ月目、トライアルを受験。結果は不合格。このトライアルは講座受講後初めてのトライアルでした。結果は不合格でしたが、講座の学習を通じて「明らかに変わったな」という部分が想像以上に多かったので、シェアしたいと思います。
講座受講前、私は一度失敗しています。その失敗があったからこそ現在との比較ができるので、それを可視化しました。
トライアルを経験している受講生にとっては「そうそう、もう実感しています」という内容ですので、時間をかけて読んでいただく価値は……?です。
実はこの記事、講座受講を迷っている方に情報をシェアすることで少しでもお役に立てばと思って書きました。
ブログを初めて10カ月。講座開始直後の記事には常に一定以上のアクセスがあります。レバレッジ特許翻訳講座を受講する前、私も色々なところから情報を探りました(笑)
事実以上のことを盛って書くつもりはありませんし、今の時点でのリアルな気持ちを書きたいと思います。そして、講座受講を迷っている方に加えて、受講直後でしんどい時期を過ごされている方にも読んでいただき、「続ければここまではいけるんだ」と思って学習が少しでも前向きなものになれば嬉しいです。
なぜなら、私が最初の時期すごくしんどかったので。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
いつと比べて、何と比べて変わったの?

今回のトライアルの取組み方法と心理状態を客観的に見て、講座を受講してよかったとひしひしと感じました。何かに取り組んでいるとき、「比較できるもの」があることでその効果をはっきり感じることができます。
私にとって、それは「講座受講前に受けたトライアル」です。翻訳会社のトライアル、実は1社だけ講座受講の前に受験したことがありました。(なので、ブログでも「講座受講後初めての」という表現にしていました)
まあ、その「1社」が後に講座受講を決意するきっかけになるのですが……。
まだまだ試行錯誤の途中ですが、現段階で進歩を感じる部分を具体的に記載します。
状況の整理(時系列)

まずは簡単に、過去と現在の情況の整理です。
◆2018年4月~9月
私のレベル:夫に帯同して住んでいた中国から帰国(この時点で翻訳業の勉強・知識は一切なし)。日本に帰国後は半年間、中国語特許翻訳者になるべく独学で学習。その間、通信の翻訳講座(週1回課題提出)を2カ月間だけ受講。あまり効果を感じず更新せず。
レバレッジ特許翻訳講座:帰国直前に知るも、無料ビデオ300本(今は動画メルマガに移行)をダウンロードして自力でやっただけで、迷った結果申込みせず。
◆2018年10月
翻訳祭に参加、数社と名刺交換。その中の1社のトライアルを受験。
<講座受講前の1社>結果:合格
・言語…中国語
・課題内容…産業翻訳
・ボリューム…1500文字
・期限…1週間
結果は合格だったものの、半年後に小さなジョブが1件来ただけで終わり。(原因が私の実力不足なのは明白)
◆2010年11月
レバレッジ特許翻訳講座の受講を開始
◆2019年7月
<講座受講後の1社>結果:不合格
・言語…中国語
・課題内容…産業翻訳
・ボリューム…1800文字
・期限…1週間
各工程での変化

変化1:応募に至るまで
<講座受講前の1社>
翻訳祭で名刺交換し、その流れで受けることに。
<講座受講後の1社>
自作リストをしっかり準備。その中から選別し、WEB画面からエントリー。
受講前:中国から帰国後、半年間の独学を経て翻訳祭に参加しました。目的は情報収集と、「右も左もわからない」状態から業界に「触れる」ことで何かを得て帰ること。名刺も初めて作成。
練習がてらクラウドで数件受注したもの以外翻訳の経験はなし。当時は自信も全くなく、ちょっとしたヒアリングの目的で翻訳会社のブースに行ったらその流れでトライアル受験することになり、正直「うわ~やっちゃった」と思う。「まだ新人なので…」と、今思うとかなり愚かな台詞で一度断るも「気軽に受けていただいて大丈夫ですよ」と言われ、逃げられなくなる。もちろん、当時はその翻訳会社が大手か中堅かすらもわからなかった。(業界知識ゼロ)
受講後:3カ月ほど時間をかけて情報を集め翻訳会社のリストを作成。応募候補・受験する順番を組み立て。ベースは「自分のやりたい分野」×「市場性がある分野」を扱っているかどうか。もちろん中国語の扱いが多そうという点も考慮。講座受験前と一番違うところは、「なぜこの翻訳会社に応募したのか」「なぜこの順番で応募したのか」を明確に言えるところ。
変化2:スケジュールの組み立て
<講座受講前の1社>
スケジュールという概念はほぼなく、持てる時間でとりあえず頭から訳す。
<講座受講後の1社>
講座の対訳学習で経験したステップを当てはめる。最初から訳さない。
受講前:時間をかけて、わらかない言葉に出合うたびに調べる。一応合格はしたので、中国語の解釈としてはギリギリOKだったのだろう。けれど、当然のことながら時間が異常にかかった。中国の大学の課題で長文を作成しているときと全く同じやり方をしている自分に気が付き(語学学習だとこれでもいいと思う)、愕然とする。これは根本的に変えないといけないと痛感し、ずっと迷っていたレバレッジ特許翻訳講座を受講する決断をする。
受講後:全体の組み立てや時間配分を自分で描くこと、そしてそれに沿って落ち着いて取り組めた。これは本当に効果を感じた部分。講座受講前の私には想像がつかなかった光景です。
変化3:使用ツール
<講座受講前の1社>
Wordベタ打ち。Tradosは購入していたが使ったことがなかった。
<講座受講後の1社>
EKWords、Trados、秀丸、Justright、電子辞書、知子の情報、時間管理アプリ、専用ノート
今思うと、あんなレベルでよく仕事を取ろうとしたと思う。人力だけで翻訳作業をしていたので、本当に効率が悪かった。(もちろん気付いてもいなかった)
変化4:集中力
<講座受講前の1社>
1日5時間も翻訳するとフラフラ
<講座受講後の1社>
8時間までは余裕。集中力が切れない工夫も事前にできる。
講座の学習に10時間以上充てる日も珍しくない。トライアルは慣れない作業だから「体力温存するために、今日は早めに切り上げるか」ーーといっても、8時間程度は余裕の体力が備わっている。自分の体力や精神力、その日の調子と相談しながら進めていけるようになる。
変化5:提出後の心理
<講座受講前の1社>
自分が散々なレベルということがわかる。仕事なんて絶対にむりむりむり。
<講座受講後の1社>
やるだけのことはやった。この経験を資産にして、次はもっと高く跳ぶ。螺旋階段を上るために、実ジョブゲットのフェーズに早く行かなければ。
一番大きな違いは「ゴール像」が違うこと。以前は、翻訳という仕事を「やっている」というのがゴールでした。(私にとってはすごいことでした)
今は、最終ゴール=「自分の理想の人生」。そのための一番太い柱として、特許翻訳で稼ぐ(安定稼働)ということがある。
少し補足すると、「自分の理想の人生像」は以前からあったものと変わっていません。その理想を客観的に捉えて、文字に起こし、「今このために頑張っている」という明確な認識を持ちながらそれを原動力に変えている状態を作ることができるようになった、という表現が正しいのかもしれません。
補足:強気な自分・弱気な自分
トライアルなどの外の世界に向けた「挑戦」に関してですが、正直に書くと、「やってやるぜ」という強気な自分が常に100%というわけではありません。今回のトライアルでも、課題文を見たときに「うわっ……」と思わず目を瞑った自分がいました。まだ来ていませんが、実ジョブがふられるとなると、怯んでしまうこともあると思います。いや、きっとそうなるはずです、私の性格。
けれども、「そんなときにどうやって自分をコントロールするか」というスキルはだいぶ身につきました。マインド面+行動への落とし込みですね。
自分を俯瞰することは大事。一方で、「私はスーパーマンだ」と思い込んでオリャーーー!と進むこと、時には必要になってきます。自分で自分をうまく仕向けて、うまく動かす。これも講座で学べる技術のひとつです。
何も考えなくても常に強気で、何にも怯まずバリバリできる自分。そんな自分にならねばと思うのですが、もう少し時間がかかりそうです。
以上、受講9カ月目の私と過去の私との比較でした。「ちゃんとした効果があるのね」という意見もあれば、「こんなものじゃ足りない」という見方もあると思います。私個人の感想は、講座を受講していなければ絶対にここまで来れなかった、です。
思うこと
合格と不合格、価値があるのは間違いなく「合格」です。しかし、私が歩んでいる道のゴールは「トライアル合格」ではなく「稼げる状態になって安定稼働する」です。そしてその先に「理想の人生」があります。
講座受講前に受けたトライアルは結果は合格でした。昨年10月の話です。しかし、実ジョブはトライアルの半年後にポツンと小規模案件(500字……)が1件のみで終わり。トライアルも解決できないまま提出した訳文もあり、さらに当時はなぜ合格したかわからないというお粗末な状態でした。
私が思うに、翻訳祭で「気軽に受けてください」なんて声掛けてしまった翻訳者だから、流れ上落とせなかったのだと思います。
これ、本当の合格ではありませんよね。
そして講座受講後に受けた今回のトライアル。応募先選定から準備まで全て自分で行い、初めて自分からCVを送付した翻訳会社でした。結果は不合格で悔しい思いをしましたが、その分学んだことが多い。そして、上記の通り「進歩したこと」は自分でもはっきりわかる状態でした。
この講座の方法で間違っていなかったと実感できた瞬間でした。
地図はもらっているし、地図の読み方も教わっています。迷わないように自分でした書き込みもたくさんあります。あとはひたすら歩くのみ。歩いて歩いて、自分の足で進んでいくだけです。
以上、
「できたこと」「少しでも前進したこと」「次にやろうとしていること」にフォーカスせよ。
という業務連絡を受けて、不合格を価値あるものに変えるために「前進したこと」にフォーカスしてみました。
これからまた螺旋階段を上っていきますが、まずは途中経過としてのご報告です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。私で答えられることがありましたら、いつでも気軽にお問い合わせページから質問してくださいね。