【学習履歴】25・26カ月目の振り返り

11・12月度まとめ

2カ月分まとめてとなりますが…… 近況報告として11-12月の主だった動きをシェアさせていただきます。

  • 翻訳案件納品
  • トライアル受験

11月前半は家庭の事情があり丸っと2週間、実家に帰っていました。ちょうど結婚式もあり、他にもイレギュラーで外出する用事もあったため、ノートPCを持って帰っても品質を担保した翻訳を納品できる環境ではないと判断。11月後半から引き続き翻訳案件を請けていました。

今月の仕事について

11-12月に納品した案件のカテゴリはこのような感じでした。言語方向はすべて中→日です。

・特許明細書(自動車部品)
・中間処理書類
・ニュース(知財関連ニュース)
・その他ミニミニ案件

今月の仕事で嬉しかったことが1つ。初めて中間処理の書類を翻訳したことです。具体的には、意見書(中国特許では「意見陳述書」といいます)です。

なぜ嬉しかったのでしょうか。

まずは、明細書以外の書類案件で経験が増えたこと。(新しい分野の案件は苦労しますが、それ以上に勉強になります)

もうひとつは、意見書を「ついに」翻訳できたという嬉しさ。

実は、その昔(特許翻訳で仕事をいただけるようになった頃)、初めて中国語の意見書を目にしたのです。そのときは翻訳する必要はなく、参考資料として提供されていました。

その意見書、読み始めた瞬間、一気に惹き込まれました。私の中で大ヒット!本当に面白かったのです!!

意見書って何か?簡単に言うと、

企業「これ、特許取得したいですねん」→特許出願
特許庁「いや、これよう見たら特許権あげられへんわ。だって、ここがこうで、ここもこうで、新規性ないですやん」→拒絶理由通知書
企業「いやいやいや!なんでですのん!よう読んでくださいよ。それはこうで、ここはこういう意味で、全然ゆーてることちゃいまっせ!従来技術にはないでっせ!だから特許くださいよ~特許庁さん~!」→意見書【コレ】

です。

この、「いやいやいや!これはね、こうでね、ほんでね… 」と訴えるストーリーが「ほほー!なるほど!」妙に面白く感じたのです。

中国語の明細書は日本の特許明細書と同じように探せば簡単に目にすることができるのですが、意見書ってなかなか表に出ないというか、ちゃんと読んだのは翻訳会社から参考資料として提供してもらってから。

その意見書を、今年が終わる前に翻訳する機会が巡ってきた。これが本当に嬉しかったです。

当然のこととして、当時、翻訳する必要はないにしてもめちゃくちゃまじめに読み込んで分析していたので、その経験がかなり役に立ちました。やはり、初めて見るものだと若干の拒否反応は出てしまいますし、メンタル面でも少しは違うと思います。

そのときはそれほど重要ではないものも、しっかりと全力で取り組んでおく。

これがいかに大切かを実感した出来事でした。

初めて感じた不安と喜び

今回、今までにはない「初めての不安」に襲われました。

私の今のステージは、レギュラーでバンバン、定期的に案件がくるというステージではありません。それでも1つだけ、定期的に受けている案件があります。月に1回発生するもので、分量としては短いですが、シリーズもので月に1回必ず発生するものです。

今回、その案件を1回だけ断りました。実家に帰る期間が長く(こればかりは致し方ないので、はがゆいですが受けられないものは受けられない…!)、11月分はどうしても対応できないという状況でした。

そして、初めて「申し訳ないが対応できない」=「自分から断る」ということになったのです。

そこで感じたこと。

「次、私にこなかったらどうしよう」

自分の責任で、判断で断ったのだから致し方ない(腹はくくっている)のですが、それでも感じた何とも言えない不安。当然のことながら、この種の不安を抱くのは初めてでした。

月に1回、必ず発生している案件なので、私がやらなければ、他の誰かがやるということ。当たり前ですが。

「その人の翻訳が素晴らしかったらどうしよう」
「私よりもレベルが高かったら、私に戻す意味はないよね。誰が考えてもそうよね」

今回、初めて感じた不安。実際に経験してみて感じたのですが、このような経験は今後も多かれ少なかれするでしょう。ある意味、これがフリーランスの宿命なのかなと。小さなことから大きなことまで、自分で天秤にかけ、自分で判断して、その結果はすべて受け入れで進んでいかないといけないと……。

自分で判断したので致し方ない!と腹はくくっていましたが、12月度の案件依頼が来たときは、涙が出そうでした。

今年で一番、嬉しかった瞬間かもしれません。仕事をいただけること、信頼して案件をふっていただけることに感謝して、これからもひとつずつ丁寧に取り組み、信頼を積み重ねていこうと改めて心に誓いました。

トライアル合格

今週、とある翻訳会社からトライアルの合格連絡をいただきました。

合格の連絡をいただいたのは12/28だったので、恐らくその翻訳会社の年内最終営業日だったでしょう。多忙な時期にも関わらず、なんとかギリギリ年内にと、結果連絡をくださったことが嬉しかったです。契約書提出からの社内手続きやウェブ面談は年明け以降になるとのことですが、2020年最後、嬉しいお知らせとともに終えることができてよかったです。

トライアルを受けたのは色々と悩んでいるときで、かなり腐っているときだったのですが、とりあえず腐っていても行動しようと動いたものがこうして次につながったので、やはり「とりあえず行動。しんどいときほどとりあえず行動」はこれからも意識していきたいと思います。

腐ってもいい、悩んでもいい。行動だけは止めないこと。

「今年の振り返り」と「講座の振り返り」

今日は年内最終日。やらなければいけないこと、それは

「今年の振り返り」

午前中にやっとこさの案件納品。遅くなりましたが(年内ギリギリですが)何とか今日中にブログをアップしたい。

そしてもうひとつ、必ずやりたいこと。

「講座の振り返り」

延長期間も含めた2年間が終わりました。

講座受講生として、受講生である2020年のうちに、最後しっかりまとめます。

長くなるので、一旦分けます。

以上、11-12月の振り返りでした。