環境の変化と気持ちのコントロール

環境は変わる

このブログでは、趣旨が異なるためあまり書かないようにしている不妊治療ですが、情況の変化を含め少しだけ書こうと思います。

現在、不妊治療を進めているのですが、よい結果は出ていません。詳しいことは割愛しますが、少し前から転院を考えていました。正直なところ不本意ではありますが、わかりやすく書くと「通いやすくて日々の生活とも両立しやすい近場の病院」から「遠いけれど実績重視の病院」に変えるということです。後者の方が実績・スケールともに大きくなるため患者数も多く、「結果を出す」ということには恐らく大きく近づきますが、日々の負担(通院の距離・時間・お金)はぐっと増えます。

本音を書くと、この変更が必要になるまでになると思わなかった(そうならないように願っていた、という表現が正しい)のですが、夫婦で相談した結果、私もその方がよいと思いました。

これは2人で納得しているので問題ありません。

それとは別問題として、日々の資源配分には大きな変更を強いられることになります。

その洗礼とも言うべきか……

急遽予約が取れることになったので帰省から戻ってすぐに初診を受けました。さすが大手という部分は実績や方針を通じて大いに感じ取れましたが、複数の検査を再度実施することとなり(明らかに不必要なものは省いてくれます)、最初のうちは通う回数が倍増しそう。

転院にするにあたり、書類の作成や過去の診断結果の整理など、思わぬところでも時間を取られました。夫婦で話し合わなければならないこともいくつか増え、今週は学習時間にあまり時間を割けていません。

そして、大手の特徴として一番にあげられるのがその待ち時間。わかっていたものの……待ち時間がかなりえぐい(泣)初診時の病院滞在時間は4時間…。

明細書を読んだり、読書の時間に充てるつもりですが、今までの学習構成の通りには進まないだろうということを実感。PCの前に座る時間は明らかに減ります。

そして、無駄な(というと後ろ向きですが)疲れが増える。

人間、一日のエネルギーは限られている。満員電車に長時間乗ると、それだけでかなりの体力を奪い取られる。自分のリソース(時間・エネルギー)はできるだけ学習に使いたいのに!泣

……なんて心の声を書いてみたものの、文句を言っていても始まりません。「今日もできなかった」「病院変えてやっぱり負荷がかかる」なんて文句たれる前に、事前に予測できることを全て書き出して組み立てし直し。

こういうときは、とにかく紙とペン。

今後の資源配分を見直し

色々落ち込む気持ちも同時に成仏させるべく、とにかく紙に書き出し。

ステップ1:半分に折った紙にやること(流れを止めているもの)を書き出し
ステップ2:紙を開いて右側にブレイクダウン・対策案を記入

前回に比べると、人間らしい感情を保ったまま冷静に整理ができています(笑)

今回も色々あって相当落ち込みました。小さい人間と思われるのを覚悟で書きますが、「なんで私だけ…」なんて気持ちがないというと嘘になります。しかし、これも私の人生。自分の頭で考えて、自分の手で解決していかなければ。

神様はみな平等にするらしい。マイナス要素があるということは、気づかぬうちにプラス要素もあるということ。

今回、実家に帰省しましたが、60代半ばの両親は今のところ元気。大きな病気もしていない。夫の家族もみな健康。夫も、私自身も心身ともに健康。

これはかなり恵まれた環境です。介護で勉強どころではない人もいるでしょうし、もっと他の事情で「未来のために時間を割く」なんてできない人も世の中にはたくさんいます。

※私の実家では体の弱い祖母(すでに他界)を母がずっと介護していました。学生の頃からそれを見て育った私は、「介護」の大変さが身にしみてわかっています。

今、「色々なことをやりくりすると、やりたいことができる」という環境にいる中で、かなり恵まれた情況だということは理解しています。そして、この情況がずっと続くとも思っていません。

いつ何があるかわからないので、今のうちに。できることをできるだけ進めておく。

環境は変わりますが、ずっと変わらない方がおかしい。自己ベストで進めていくのみ。

おまけ:これも資産

余談ですが、講座学習の第4四半期は「資産を増やす」というテーマを掲げています。

四半期ごとの計画作成時、自分なりのテーマを決めています。
第4四半期のテーマ:資産を増やす
ここでの資産とは、
①翻訳メモリ、用語ベースなどの訳文データ
②知子の情報やその他単語登録の自分データ
③ブログや動画の情報発信データ
④トライアル受験などの経験データ
の4点です。

2019/7/28ブログより

少し不本意ではありますが(汗)この経験も自分の資産。私のようなごくごく一般的な人間が悩むこと。不妊治療やその弊害、色々なものとの両立など、同じことで悩んでいる人はきっと少なくないだろうし、この手の内容で悩む人はこれからもっと増えてくるでしょう。

いつかどこかで自分の経験が誰かの役に立つことがあれば。そんな思いもあり、悩む過程や解決方法含めて自分の中に資産化していければいいと考えています。