2/11(月)~15(金)
学習時間:18時間
<視聴ビデオ>
2975_イベント分析(1)
2976_イベント分析(2)
2987_トライアル合格後の対応
2977_Tradosメモリについて
2978_人生をリブートする
その他
岡野 第8~9講まとめ(マインドマップ)
DNA/RNA 資料の読み込み
理論化学予習
明細書1件(タンパク質関連)
関西帰省と外出用事が重なり、勉強時間が激減。そこに迷走が入ってしまい、散々な状況でしたが、今日から復活しました。4時起きで化学の学習からスタート。
岡野の第8~9講まとめをマインドマップで作成。間があいてしまったので、入念に復習。
また、状態がガタガタのときは振り返りが疎かになる傾向があるので(目を背けたい……?)、こんなときこそノートに文字で書き込み、しっかり振り返り。
※マインドマップを添付します
DNAとRNA
DNAとRNAに関する資料をいくつか読んだのですが、こちらの資料は大変わかりやすかったです。
【PDF】核酸の構造:RNAがUを使いDNAがTを使う理由は?/東京福祉大学・大学院紀要 第7巻 第1号
自分の言葉で少しまとめてみます。
DNAとRNA
生体高分子である「核酸」は、下記の2種類に分けられる。
【DNA】デオキシリボ核酸
・有機塩基(A:アデニン、G:グアニン、C:シトシン、T:チミン)
・五炭糖(デオキシリボース)
・リン酸
構造:二重らせん構造
役割:レコードの原板のようなもの
【RNA】リボ核酸
・有機塩基(A:アデニン、G:グアニン、C:シトシン、U:ウラシル)
・五炭糖(リボース)
・リン酸
構造:一本構造
役割:原板の複製(コピー)→タンパク質を量産する
では、なぜDNAとRNAに分かれているのか?DNAにあるT(チミン)は、RNAにはなく、代わりにU:ウラシルがあるのはなぜなのか?
もともとはRNAだけだった
もともとはRNAだけだったが、大事な遺伝子を安定的な形で保存しようとする進化の過程でDNAができたという資料を目にした。RNAの五炭糖(リボース)は、DNAの五炭糖(デオキシリボース)と比較して、水素基が付加している。よって、隣接するリン酸基を求核攻撃しやすい、そのため、RNAはDNAよりも加水分解を受けやすい。
加水分解を受けやすいということは、変化を受けやすいということ……つまり不安定。ダメじゃん!大事な情報なのに!
ということで、RNAから水素基が取り除かれて(安定性が高まる)、DNAが遺伝情報を担うようになったといわれている。
DNAが二重らせん構造になったのは強度アップのため
DNAは安定といっても、鎖なので長くなれば物理的に切れることもある。そこを二重らせん構造で2本の鎖を絡みつけることにより、物理的な強度を上げたと考えられている。片方の鎖が破損(変異)しても、もう1本の鎖をコピーして修復することができる。
DNAにはなぜU(ウラシル)が使われていないのか
DNAに使われているT(チミン)はう(ウラシル)がメチル化されたもの。なぜUのまま使われていないのだろう。
キーはシトシンにある。DNA、RNAともに使われているC(シトシン)のアミノ基は水分子による求核攻撃を受けやすい。その結果、脱アミノ化されてC(シトシン)がU(ウラシル)に変わることがある。
RNA→A,U,G,Cの並びの中でCがUに変わったら、もともとあるUなのか変わったUなのか区別がつかなくてごっちゃになる。そのままだと大事な元データもぐちゃぐちゃになる可能性あり。
そこで大事な元データであるDNAはUをTに変えた。DNA→A,T,G,Cの配列なので、仮にCが脱アミノ化でUに変わったとしても、もともとUはないので、「あれ!Uがある!間違ってんじゃん!」とすぐに発見できるのだ。
この仕組み(組み合わせ)を採用することで、最も大切な遺伝情報を安定的に伝達することを実現したのだ。誰が考えたのか、本当に神業だと思う。
先程のT(チミン)も、二重らせん構造に必要な水素結合を邪魔しない位置にメチル基が導入されている。

簡単ですが、以上です。
今まであんまり意識したことなかったですが、少し怖くなるぐらいよくできていますよね。 いや……不思議ですね、本当に。
ゲノムに関しては、今何かと話題の中国。どのような技術が出てくるのか、楽しみのような、怖いような。