学習時間:22.5時間
(7/8:7h、7/9:6h、7/10:9.5h)
<視聴ビデオ>
3151_メディカルライターという稼ぎ方
その他
NUTRASWEET社 同社特許読み込み(やり直し)計11h
特許整理(マインドマップで全体構図+調べるワード抽出)4h
中国語学習方法 動画 4h
Tradosエラー対応(完!)4h※カウント外
やっと感じることができた点と点とのつながり
先週のブログの通り、対訳シリーズNUTRASWEET社に関して関連特許読み込みをやり直しています。
全部で8件(うち2件はフランスで出願されたもの)。月曜日から初めて合計11時間かかりました。途中で得た気付きを都度紙に書きながら整理して進めたので時間がかかりました。
5件目を読んだときに、「あ!あれ?もしかして!」と何かがつながったような感覚がありました。
素材であるNUTRASWEET社の特許(原文として中国語を読みました)がアスパルテームの何に関して、どの段階の話をしているのかがわかったのです。
関連特許を調べる前に中国語の原文を初見で読んで、キーワードを出しました。化合物名を3つ(A,B,Cとします)並べて、AでBを酸化してCを作る話だなということはわかりました。(このキーワードがないと特許も調べられないので)
しかし、そのキーワードは初めて見る化合物名で、ヒントにするといってもただ単語を並べているだけの状態でした。
今日、NUTRASWEET社がなぜこの技術を必要としていたのか、いつ使うのか、どこでどんなメリットがあるのか、というところが突然わかったのです。
【現在の私の答え】簡単に言うとこうです。アスパルテームにアルキル基をくっつけたアスパルテーム誘導体は甘味度・安定性ともに優れています。けれども、アルキル基(今回は3,3-ジメチルブチル)が欲しいからピッとくっつけるなんて単純な作業では実現しません。そのため、その前物質となる「アルデヒド」を用いて「還元」というステップをかますことで、上記の遊離体ができるのです。そのためにアルデヒド先駆物質が必要だったのです。市販もされていますが、コスト等を考えてもパイオニアは自前でしょう)
日本語の特許を読み進めていて、小さな小さな点がつながりそうでつながらない、線になりそうでならないという時間が何時間も過ぎました。
今日「あ!そうか!あそこの話か!」と気が付いたときに頭に浮かんでいたもの、それは最初に背景知識をまとめたときに作ったマインドマップでした。それは、味の素の研究職が合成について語ったときのPDF資料を見つけ、文字をマップ化したものでした。
アルパルテームについて、大きく3つのステップに分けて話をされています。①原料の製法②合成③精製です。そして、この3日間で読んだ特許が①~③どの段階のことを言っているものなのか、これをヒントにして振り分けていました。
事前に準備したこと全てが訳に立つということはありません。知らないことを1からやるのですから、「これが役立つ」なんて予測しながら進めることなんてできません。
ですが、小さな種をまいておくことで、後からに小さな実になって目の前に転がってくるのをしっかり実感できました。それが1つあるだけでぐっと前に進みます。
アスパルテームが開発されてから1990年代はこれに関する発明が多数出ています。ひとつひとつの特許を理解して時系列で並べると、各々が繋がっている(少し前のものが基となっている)ことがわかります。
頭ではわかった、けれど明日になったら薄れてしまいそう、今のうちにこの感覚を残さねば!と今回読んだ特許をマインドマップにまとめました。これがまた次の「マップ」になってくれるはずです。(ちょっと細かいですが……)
最初の特許読み込みは大失敗しましたが、今回のやり直しは大丈夫そうです。
よし!少しずつ手応えも感じてきました。仕切り直しで進めていきます!
理解度を上げるために読み込む関連特許、長すぎるものはNG
最初はあたりが外れて全然頭に入ってきませんでした……(ブログに記載の通りです)
今回は長くてもPDF20ページ程度のもの。内容がそれほど長くないので、コンパクトに頭に入ってきます。
あと、やはり純日本製の特許はわかりやすい。難しい言葉が出てきても、「どこがわからないのか」ということが浮き出てきやすいです。
かなり遠回りしましたが、ひとつ勉強になりました。