【学習履歴】7/15(月)~7/16(火)

学習時間:19.5時間
(7/15:9h、7/16:10.5h)

<視聴ビデオ>
なし

その他
NUTRASWEET社 関連特許対訳前処理と翻訳作業
Trados Webセミナー Basic 6 「レビューに使用する機能」※今回で完了!
Tradosファイルの整理、プロジェクトの処理など
8カ月目振り返り(1.5h)

Tradosプロジェクト設定 最初に間違うと地獄を見る

タイトルの通りです。

地獄を見ます。実ジョブじゃなくてよかった……

Tradosのエラーがクリアになりました!と書いたのはつい先週のこと。本日もまたTradosさんに泣かされました。しかし今回は私の初歩的ミス。これが原因で7時間かかった作業がパー。そして、プラスして3時間ムダな時間がかかりました。

その原因がこちらです。

・最初のプロジェクト作成のとき、設定言語を逆にしていた

今やっていることを簡単に書くとこちら:

1、関連特許でコアとなるもの(かつ対訳素材に近いもの)で中国語訳文があるものを選び、対訳を収集する

2、そこから訳文ペアを吸上げ翻訳メモリを作成し、自力翻訳のバックアップ材料にする。

対訳収集はTrados操作の練習も兼ねていましたので、「自分で勝手にプロジェクト」と題して色々な機能を試しながら進めていました。

まさか最初にとんでもないミスをしでかしているとは知らずに…… 

最初に設定するウィザードで「原文言語」と「訳文言語」を入力するのですが、前回練習で中→日翻訳をしたのをそのままに、ぱっとみて「中国語と日本語だから」とスルーしていたのです。

ここで、設定が逆になりました。(気付いたのはかなり後からです)

本来ならこうならないといけないのですが……
「中→日」の言語設定になっていた(間違い)

対訳収集はP&Gと同じやり方で進めていたので、日本語⇒中国語ですね。Tradosのエディタ上でも、左側に日本語、右側に中国語で、全く問題なく翻訳できていました。

そうです。ここで言語を逆にしても、翻訳作業はできるし、その後の「訳文作成」まで全く問題なくできるのです。

バイリンガルファイルをつくって、「完成!」

わからない言葉を調べつつ、内容を確認しつつ、秀丸で切ってコピーしていきます。

約6時間かかりました。用語を整理して、Excelベースから用語ベースに変換。目的である翻訳メモリも作成しました。もろもろの作業でプラス1時間ぐらい。

ここまで問題ありません。

自力翻訳に移る前に、翻訳メモリがきちんと反映されるか確認しました。

何をしたかをいうと、さっき訳した素材の請求項だけをコピーしたWordファイルを作り、別プロジェクトとしてインポート。そこにさきほど作った翻訳メモリを読み込ませたのです。

普通なら全てが100%マッチのはずです。だって、全く同じ文ですから。

それが、1割ぐらいの文節しかマッチしない……

なんで?

しかもよく見ると数字や記号だけがマッチしています。

なんで?

そこからまた格闘が始まりました。(本当に無駄でした)

色々いじくりたおしているうちに、どうも「漢字」を認識していないことに気がつきました。

そして、翻訳メモリの詳細や設定を細かく確認すると、言語の紐づけが逆になっていることに気が付いたのです。

作業中の請求項だけのファイルは、原文言語は日本語、訳文言語は中国語になっていました。

要は、先程作成した翻訳プロジェクトの言語設定が逆転していて、その情報がベースとなるsdlxliffファイルからつくった翻訳ファイルだったので、原文側と訳文側の言語が入れ替わったまま「マッチしているもの」を探しにきていたのです。

つまりは、「中国語」と設定された過去の原文が、日本語である作業中の原文中にマッチを探しにきていたのです。

見つかるわけがありませんよね。

それに気が付いたので、たった今収集したばかりの対訳を言語設定を入れ替えてもう一度作成しなければいけませんでした。バイリンガルファイルを出力すれば全てコピペでいけるので、作業的には3分の1の時間でできましたが、そこからまたメモリの作成などの作業。そして色々ごちゃごちゃ試して大量に増えたフォルダやファイルを整理。

何時間も無駄な時間を増やしてしまいました。

正しい言語設定から改めてつくった翻訳メモリを請求項だけの別ファイルに読み込ませると、問題なくマッチしました。当然ながら全てが100%マッチ。

はぁ……

これ、実ジョブだったら本当におしまいです。地獄です。

トライアルでもおしまいです。

何回言ったら気が済むんだこの台詞……本当に。ため息が出ます。

でも練習でよかった。今日気付いてよかった。量が少ないものでよかった。

その他、本日はTradosまわりを整えることに時間を取られました。進めば進むほどエラーが出てくる。SDLのWebセミナーにプラスしてブログからの情報やエラー記録など、「Trados用ノート」はコンパクトに1冊にまとめたかったのですが…… すでに2冊目が終わりそう。

見たこともない小さなエラーや警告もちょこちょこ表示されるのですが、とりあえず基本ラインが問題なければいいやと前に進めています。

今日の問題はクリアになりました。お陰で色々な場所にある機能や設定など、少し詳しくなりました。