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トライアル敗因分析続き(完)
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トライアル敗因分析:身勝手な訳にうんざり
トライアルの敗因分析の続き。最後の一文まで目を凝らし、「バケツの穴」を見つけていきます。
結果は大穴が1つ、小さい穴が5つ、これはアウトかな?ギリギリセーフかな?というのが2つ。
うーん。今日気付いた点を2つあげます。
1、負けが決まった後に見ると「この訳、たしかにダメだな」とわかる
2、自分の訳がいかに身勝手か、負けてから気がついた
1は、落ち着いて考えればわかりそうな間違えに関してです。時間をあけて、しかも「負けが決まった」後で見ると、この訳はたしかにダメだなというのが浮き出て見えます。
原因はやはり「一歩引いて見ること」ができていなかったのだと思います。一文一文について、どの単語がどこにかかっているか、もっと丁寧にひとつずつ訳していく必要があると感じました。こういう箇所に限って、用語自体は非常に簡単なもの。その一文に使われている用語の難易度ではなく、文全体の分析が甘いままというのがよくわかりました。
2は、今回初めて気がついたことです。ここに書くのも恥ずかしいぐらいなのですが、単刀直入に言うと「こなれた感じに見せようという思いが訳文に出ていた」です。
単語ひとつひとつの意味は間違っていないし、文章が伝えようとしている内容もズレていません。が、綺麗に丸めようとして(意訳まではいかないですが)正確さ?忠実さ?が欠けている訳文がいくつもありました。
自分の中の「こんな感じに仕上げよう」というような、間違った意味で高得点を狙うような文章ということです。
もちろん、課題の分野によっては少しのアレンジ(その分野のカラーに沿ったもの)が必要になることもあると思います。その辺りの塩梅は難しいところですが、今回の敗因分析では「よくない方向」に出てしまったと思いました。
最後にバケツの穴の場所について。
今回のトライアル課題は産業翻訳で、文章は2つありました。1つ目は馴染みのある分野で「いけそうだな」と手応えがあり、2つ目は全く馴染みのない分野で「大変だ……」と感じました。
結果、怪しい箇所が多かったのは1つ目の課題です。2つ目は良い意味で馴染みがない分野だったので、調査から言葉選びまである意味「ルールに忠実に」訳せた(着飾る余裕などない)のでしょう。1つ目は「ここで点数を稼ごう」とばかりに意気込み、結果として「忠実さ」が足りなくなっていたと……今回のレビューで目を覆いたくなった瞬間でした。
今回の不合格トライアルで洗い出したミス、それに対して今後の「べき/べからず」を印刷して目の前に貼りました。
不合格という結果、当然ながら覆ることはありません。だったら、同じ不合格、そこからどれだけ「気付き」というお土産を吸い取るかです。無駄にはしません。
しかし、今回は自分の訳文がいかに身勝手か(意識しないとここまで身勝手になるということも)気付かされました……