本日は気分転換に普段とは違うテーマでひとつ。
すごく昔に読んだ本に書いてあったこと。
ストレスと人間の関係は、砂時計の下の部分のようなもの。1分、1時間、1日を生きていく上で、必ずストレスが溜まっていく。
「出す」という作業としないと、自分の中に溜まり続ける。
へー、そうなんだ。と思いながら読んでいました。
そこに書いてあった3つの「出す」。実は普段何気なくやっていることです。どれもとても簡単なこと。非常にシンプルですが、意識的に取り入れることで、ストレスコントロールに結びつけることができます。
声

「出すもの」の1つ目は、声。人は声を外に出してストレスを発散しています。例えば、怒り狂ったとき多くの人が怒鳴ります。声が大きくなります。声を出す量を増やすことで、心理的ストレスが外に出ていくので、無意識にそうしているそう。
日常的な「おしゃべり」もこれにあたります。大きな声でなくてもいいので、声を「出す」という動作が重要。
他の例でいうと、カラオケなんかもその例。大声で歌った後、スッキリした気分になりますよね。
日常生活への取り入れ方
これを意識して、私が普段やっていること2つ。
1つ目は、「大声で歌う」。笑われるかもしれませんね(笑)
家で一人黙々と机に向かっていることが多いので、休憩中は体を動かし(掃除機かけたり、洗濯物を干したり)、大声で歌っています。最近はミスチルの名曲にはまり中。
2つ目は中国語ニュース読み。これは中国語会話力の維持のためもあります。
中国語って、日本語を話すときには使わない筋肉を使います。なので、しばらく話していないと、とある発音が出てこなくなるのです。毎日バーベルを持ち上げていた人が、しばらく止めていたあと、久しぶりに持ち上げると重たく感じるのと同じですね。使わない筋肉は徐々に衰えていきます。実際に声に出している時間は、1回10分程度です。
と、もっともらしいことを書いたのですが…… 実はこれも「声を出す」という機会創出の一環。
大きな声を意識的に出すこと、毎日の「ストレス溜めない運動」として実践しています。
※どちらも人に見られるとかなりイタイ人……
汗

「出すもの」2つ目は、汗。
これは言うまでもありませんね。運動して汗を流すとスッキリします。
身体のしくみとしては、適度な運動はセロトニンの分泌を増やし、脳内ストレスを減らしてくれます。これは有名ですね。
ポイントは、軽く汗が出るレベルで運動するということ。
そして、運動でなくても汗を「出す」という点では、湯舟につかるという方法もあります。
ここでも「出す」ということがポイントになってきます。
日常生活への取り入れ方
これはシンプルですが、毎日10~30分の運動を取り入れています。
買い物ついでに、スーパーまでの15分を「ウォーキングの時間」として活用します。また、腹筋・背筋・腕立てなど、家でも簡単にできる運動をして、毎日汗がちょっとでも「出る」ようにしています。
涙

最後は、涙。これも身体から「出すもの」です。
能は大きなストレスを感じると涙を外に出して、心理的な調整を行うそう。だから涙ってコントロールできないんですって。
涙は悲しい感情によって出てくるものですが、他にも出す方法があって、それは皆さんご存知のように「感動」ですね。
涙が出るきっかけが違っても、「出す」ということでストレスが外に出ていく効果は同じだそう。感動的な映画を見て思いっきり泣いたあと、なんだかスッキリしますよね。それもこの効果。
日常生活への取り入れ方
これは最近出来ていません。以前は映画もよく観に行っていましたし、小説も読んでいましたが、ここ最近は封印しています……(スクリーンで観たい映画、たくさん…… うぅ泣)
しいて言うなら、泣きたいときは我慢せず泣く、でしょうか。しかしながら、上記の2つと比較して、「事前にちょこちょこ取り入れる」というのができない部類ではあります。
時間がある方は、感動する映画を定期的に観て、涙を「出す」というのも効果的だと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。当たり前にやっている「出す」3つ。溜まったストレスを外に発散する目的で、全て無意識に行われることです。
それを意識的に普段から取り入れることで、「ストレスが溜まる前に外に出す」ということが可能になり、よりよい心理状態で学習や仕事に打ち込むことができます。
さらに、人がこれよりも無意識にやっている「出す」は、トイレに行って大なり小なり出すことなんだそう。だから、トイレにいって「出したあと」はどんな人でもすっきりした心理状態になるのだそうです。これも面白いですね。
どれもとても簡単なことなので、日常生活に取り入れていただくと、よい気分転換になるかもしれません。ぜひ試してみてください。