今週、トライアルの結果を受けとりました。
結果を受け取ったのは5社目です。
不合格の知らせでした。
今回のトライアルは、11月に受験した校正のトライアルでした。トライアル提出後のふり返りをブログでも発信していました。(→11/16校正トライアルのふり返り)
トライアルは毎回全力で取り組んでいますし、「落ちてるかもー」なんて思って気持ちに保険をかけたこともありません。しかし、このトライアルだけは提出後のふり返りで「落ちている」と感じていました。
一言で言うと、校正トライアルのトラップに見事にはまった」です。もっと言うと、「そのトラップを見抜ける実力、経験値が全く足りていなかった」です。
提出後のふり返りを実施した日のブログに書いていたこと:
「自分が訳出したものをチェックする」のと「すでに完成した状態の訳をチェックする」のとでは、必要な能力(視点)が大きく異なることを今回実感しました。まさにこの部分です。人が作った訳を原文と見比べてチェックするのって、本当に難しい。その難しさを今回全身で感じました。その難しさは、想像とは全く違っていました。しかも時間制限がある中で。
11/16ブログより
ひとつひとつの原因は【11/16ブログ】に記載していますので、ここでは割愛します。
トライアルの結果を更新しました。
~トライアル応募情況~
1社目:トライアルなしで登録のみ
2社目:不合格
3社目:返事なし
4社目:合格
5社目:返事なし
6社目:返事なし
7社目:合格
8社目:課題提出済み、合否待ち
9社目: 【今回結果受取り】 不合格
10社目:不合格
失敗の中で成長をみつける
今回、不合格の結果を受け取った「校正トライアル」ですが、「受かりたかったな」というのが本音です。
そりゃどのトライアルもそうだろ!と言われそうですが、少し別の理由があります。
初めて自分で「もぎ取った」チャンスだと思っていたからです。
こちらの翻訳会社、実は対外的に英語しか募集していないのです。HPを見ても、英語しか載っていません。翻訳祭に出展すると書いてあったので、事前に情報を調べて、ブース担当者と色々話していました。
少し話し終えたところで、「実は表立っては募集していないのですが、校正なら中国語も募集しています。分野は技術分野が多いので、担当者とつなぎましょうか」と言っていただけました。
そこで、直接やり取りして別ルートでの応募を受けていただけることに。これは自分でアクションをかけないとつかめなかったチャンスです。
そして、もうひとつチャレンジしたこと。それは言語方向が日→中だったこと。
翻訳ではなく「校正」のトライアル。そして、言語方向も日→中。両方とも、やったことがないものでした。
それはそれで難しさもありましたが、一度チャレンジすることができ、よい経験になったと感じています。
言語方向が違うとどんな感覚で見ないといけないのか。どこでどのような間違いがあるのか、私はどこでどのような見落としをしてしまったのか。これはやってみないと、具体的に知ることができませんでした。
悔しいですが、「あぁ!こういうところで見落としてしまうんだ」と自分で自分に愕然とすることで、気付けた部分があります。この校正のトライアルでは学びが多かったです。
とはいえ…… 自分で飛び込んでいった先で見事に玉砕。何とも言えない気持ちになり、メールを受け取ったときはかなり気持ちが沈みました。
恥ずかしいというか、わざわざ時間を割いて(イレギュラーで)採用部門とつないでくれたブース担当者(採用とは別部門)に申し訳ないなと感じてしまいました。きっと「使えそう」と思ってくださったと思ってつなげてくださったのですが、期待外れだったという結果です。
ただ、あのとき、あのタイミングでアクションをかけて、「日→中ですけど」と言われたときも即座に返事しなければ、この経験すらできなかったと思うと、その部分だけは少しだけ自分を褒めてもよいかなと思っています。
そして、そういった積極的な姿勢を持つことができているのは、多少なりとも「これだけやってきたのだから!」という気持ちがあったからです。講座を初めて1年1カ月、化学にも物理にも、対訳にも本気でぶつかって汗をかいた経験があるからこそ、そう動けるのだと思います。もちろん、数々ビデオを通したマインドセットも。
この件とは別件ですが、「アクションをかけておけば、忘れた頃に小さなチャンスが降ってくるときもある」と感じることもありました。それが全て目に見える収穫にスムーズにつながっていくわけではありませんが、それでも、自分で考えて前のめりになって動くことを止めてはいけないと思います。
年明けから攻めを再開します。来年は絶対に「稼いでいる状態」で卒業したい!